2016年3月20日日曜日

【Aardschok】メタルレジスタンスレビュー

BABYMETALが表紙を飾るオランダのメタル雑誌からレビュー部分の訳です。
Redditにて英訳されたものの日本語訳となりますので、ニュアンスが変わっている箇所もあるかと思われます。尚、切れ切れの文体は原文ままとのこと。

BABYMETAL レジスタンスメタル*1レビュー

Robbie Woning著

80/100

BABYMETALのデビューアルバムは日本に比べて随分遅くヨーロッパでは発売された。その為、一年も経たずにAardshokはニューアルバムをレビューする事になったのだ。
まだ全く知らない人のため: BABYMETALとは巧みに考案された音楽グループである。著しくタイトなメタルのリフを演奏する匿名のミュージシャン達によるグループが後ろに。そして前にはメタリックな暴力の上で甘く歌い、シンクロしたダンスをかわいく踊る3人の日本人の十代の女の子達がいる。6月にはその全てをFortarockで目撃する事が出来るが、その前に新しいCDがここにある。
そのアルバムは前作に比べて随分と音楽的に多様だ。事実上、全てのポピュラーなメタルのジャンルがその13曲*2で使われている。それは急速なDragonForce-スピードメタルが、ヘヴィーなSlipknot/Korn*3グルーヴを通り、ペイガン/フォークへと辿り着き、完璧なDream Theaterスペクタクル、そしてさらにWithin Temptation*4的な曲まで。

そのため「レジスタンスメタル」には簡単に飽きる事はないが、時には音楽的ピンボールマシーンのようにも感じる。ファーストアルバムにあった不自然な偽メロディックブラックメタルが今回省かれている事は間違いなくプラスだ。「GJ!」と「Sis Anger」はとりわけソリッドでハードな曲だ。ボーカルは聴き分けられるほどに磨かれており、音楽もかなり電気的にリモデルされて箇所もある*5。その上、SU-METAL、YUIMETAL、そしてMOAMETALの細く癖のある小さな声は好みが分かれるところだ。

ライブとその4枚(!)のDVDでは、手の届きやすいキャッチーなリフでバンドは逃避する事ができる。CDではビジュアル面がもちろん欠いている為、BABYMETALはありきたりとなっているが、それでも「愛するか憎むか」を示す興味深いケースである。

訳者注釈:
*1 レジスタンスメタル
原文まま。

*2 13曲
原文まま。

*3 Korn

アメリカのニューメタルバンド。

*4 Within Temptation
 
オランダのシンフォニックメタルバンド。

*5 ボーカルは聴き分けられるほどに磨かれており、音楽もかなり電気的にリモデルされて箇所もある
おそらくプロダクション上、ボーカルにピッチ補正がかかっていたり、制作に波形編集が使われている事を指していると思われる。
(ちなみにですが、ほとんどのポップス、メタルを含むロックはプロダクションにおいて波形編集をしていますし、メタルバンドの大半はドラムに打ち込みやサンプルを使用しています。)

ソース: Reddit

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